トラックのアイドリングについて。
ロジカ株式会社 自称広報担当 “R”です。
この業界に飛び込んで 3ヶ月経ちました。
運送業界の中でもまだまだわからないことが多々ありますが、
気になっていたことのひとつ。
それは、「アイドリング」についてです。
アイドリング (idling) は、機械・設備・人員などが、主目的(推進など)に貢献せず、
しかし稼働に即応できる様態を維持していること、あるいはそのための動作である。何もしてない状態を表す「アイドル(idle)」の現在進行形。
単にアイドルともいう。
車でいうと……
機関(エンジン)のアイドリングは、無負荷状態で最低限度の回転数で稼動し続けている状態である。
エネルギーはエンジン内部で発生する摩擦に拮抗しつつ、また潤滑・冷却のための循環ポンプ駆動などを行っている。
(Wikipediaより抜粋)
要するに、常に ” Ready”の状態。いつでも発進できる状態でもあります。
そして、エンジンは掛かっているので空調(エアコン)が効いた状態でもあります。
当然、排気ガスは発生しているわけで公害にもなると問題視もされています。
なぜトラック(特に長距離トラック)のドライバーはエンジンを切らないのでしょうか?
これは、この業界に入ってようやくわかったことなのですが
① 保冷車(冷凍車)のため、エンジンを切ると積み荷の温度を保てない
② トラック運転手の休憩所(仮眠所)が確保されていない
大きく分けて、この2点が原因だと思います。
高速道路を夜間利用するとよく見かける光景ですが、所狭しと大きなトラックが並んでおり
皆さんエンジンを掛けたまま寝ていると思います。
他にも、人工島と呼ばれるような埠頭や大きな倉庫の近隣でも同じような光景が見られます。
これは社会現象でもあり、社会問題にもなっています。
先月、少し話題にもなりましたが仮眠トラックの一斉取り締まりの光景です。
このような問題はどうにか解決できないのでしょうか?
これには非常に大きな課題がたくさんあり、
☑️ 荷物の積み地・降ろし地での待機時間を停車しておく場所が完全に確保されていない
☑️ 一時休憩・仮眠をする休憩場所がトラックの台数に到底届かない
これは、自治体や国を挙げて対応していくしか解決できない問題でもあります。
そして、運送会社にも大きな負担があります。
それは、アイドリングに纏わる燃料費の問題。
昨今のトラックには、アドブルー(尿素)と言って排気ガスを綺麗にする機能もついていますが
アイドリング中には当然、燃料を焚いています。
一体、どのくらいの燃料を消費していると思いますか?
計算上では、
1時間のアイドリングにおける燃料消費量は、
大型直6・・・・・・1.1~1.8㍑
中型直6・・・・・・0.7~1.2㍑
(エアコンを作動させると約2割悪化する)となります。
※上記数値は気象条件等により実際の数値と異なる場合があります。
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